どうぶつ施術

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【全体の流れ】

問診 → 触診 → ツボマップ作成 → 調律 → 養生指導
※所要時間:約30分(初回は+問診5〜10分)

■1. 問診

飼い主さんからの問診では、睡眠、食欲、便通、気分、生活リズムといった日常の情報のなかから、次のような情報を読み解いていきます。

質問項目見ている視点(東洋医学)
睡眠・食欲・便通陰陽・寒熱・虚実のバランス
環境・天候・生活リズム外邪(風・寒・湿・熱)の影響
既往歴・体質「本虚・標実」(根本と表面の病態の分離)

■ 2. 触診

● 何を触れているのか?

  • 皮膚の緊張・柔らかさ
  • 温度差(冷え・のぼせ・左右差)
  • 脈の拍動・強弱・リズム
  • 筋肉の張り・こわばり・沈み込み
  • 呼吸の深さ・速さ・胸や腹の動き

これらを通して、血流の滞り(血)・気の停滞・五臓の働きの偏りを立体的に把握します。

● 塚田友樹の触診が特別とされる理由
施術者・塚田は視覚障害があり視覚を使わず、長年の経験で培った触覚のみで身体の情報を読み取ってきました。

  • わずかな皮膚の硬さや温度差
  • 呼吸の“詰まり”や動きの左右差
  • 押した瞬間の筋肉の抵抗や抜け方

こうした微細な変化から、経絡の流れ・内臓の負担・からだの使い方の癖を察知します。

■ 3. ツボマップ作成 ― 治療の設計図を描く工程

問診と触診で得た情報をもとに、その日の施術に必要な“ツボの地図”をつくる工程です。
これは、東洋医学における「診断(証を立てる)」に近い作業です。

  • どの経絡に滞りがあるのか
  • どの臓腑の働きが弱っているのか
  • 本質的な問題は「本(根本)」なのか「標(表面的な症状)」なのか

こうした判断をもとに、刺激すべきツボ・避けるべきツボ・優先順位を整理していきます。
言い換えるなら、西洋医学の血液検査や画像診断に近い、“治療の設計図づくり”です。
これを元に、次の「調律=施術の本番」に入ります。

■ 4. 調律 ― ツボを使って、身体の流れを整える

からだの調律では「ツボペン」を中心に施術を行います。

ツボペン
施術で用いる主な道具は、「ツボペン」です。動きはシンプルで、近づけ触れて離す―それだけ。皮膚表面や経絡の反応を読み取りながら微妙に角度を変えることで、身体の内側のバランスを整えていきます。

太いツボペン
2000年前の中国医学書にも記されている「えん鍼(えんしん)」「てい鍼(ていしん)」という器具を原型としています。
古代から、刺さない鍼は存在しており、刺激に敏感な方や小児、妊婦さんのケアにも用いられてきました。

細いツボペン
通常の施術では、こちらの細いツボペンを使用します。
刺さずに済み、痛みや出血の心配がなく、それでいてケア時の作用を最大限に引き出すことができるツールとして設計しました。

上の細い針を下の鉛の管に入れて近づけます。(管の中に細い針を入れないと効果が低いのです)

● 調律で何が起きているのか?

  • 筋肉の緊張がゆるむ(表情や呼吸の変化として現れる)
  • 経絡・血流の流れが整う(温かさ・拍動で確認できる)
  • 交感神経優位 → 副交感神経優位への切り替え

刺激そのものは小さくても、身体全体の反応(反射・自律神経)が連鎖的に変化することが特徴です。

■ 5. 養生指導 ― 治療は施術後から始まる

施術後は、整った状態を維持するための生活アドバイス(養生)をお伝えします。

  • 食事や体温管理
  • 散歩や休息のタイミング
  • 季節や環境に応じた過ごし方 など

ワンちゃん・ネコちゃんに対しても、状態に応じた養生の工夫をご案内します。

施術内容・体質分析・養生アドバイスレポート(サンプル)

料金

受付時間(目安): 水曜朝(隔週 10:00–13:00)/金曜夜(毎週 17:00–21:00)/日曜朝(隔週 9:00–12:00)

まずはフォームより第1〜第3希望日時をお知らせください。担当者から日程調整致します。

料金: 10,000円/回

施術内容・体質分析・養生アドバイスレポート(希望者の方)追加1,000円